ABCの番組「ザ・ビュー」の共同司会者サニー・ホスティン氏は、2020年の「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」抗議デモについて、1月6日の米連邦議会襲撃事件と比較することに反対し、そのデモは「ごく限定的な財産破壊」にとどまったと述べた。保険業界の独自の試算では、2020年の騒乱で最も破壊的だった初期期間の保険損失額は約10億〜20億ドルに上るとされており、抗議活動に関連する死者数については、メディアの集計ごとに定義が異なるためばらつきがある。
ABCの昼のトーク番組「ザ・ビュー」の共同司会者であるサニー・ホスティン氏は、2020年のBLM抗議デモと2021年1月6日の米連邦議会襲撃事件を同列に扱おうとする動きに対して反論した。
木曜日の放送回でホスティン氏は、2020年の抗議デモに対する批判や、デモに関連した保釈金集めへの政治的反応に関する共同司会者のコメントに応じる形で、「財産破壊はごく限定的だった」と述べた。
しかし、独自の試算や報道によると、2020年のデモの多くは平和的であったものの、一部の都市では重大な破壊行為、放火、略奪が発生したことが示されている。Axiosが引用した保険業界の追跡調査機関プロパティ・クレーム・サービス(Property Claim Services)は、2020年5月26日から6月8日までの騒乱による保険支払額は少なくとも10億〜20億ドルに達し、ロドニー・キング事件に関連した1992年のロサンゼルス暴動の記録を上回る見込みであると試算した。
2020年の抗議デモに関連する死者数の集計は、より一貫性を欠いている。広く引用された初期のメディア集計では、2週間で19人とされていたが、その後の検証では、抗議者との明確な因果関係がないままデモの近くで発生した死者も一部含まれていることが指摘されており、何を含めるかによって合計が変化する実態が浮き彫りとなっている。
また、番組では卵の価格についても触れられたが、「卵1パック(12個入り)が約10ドル」という主張は、今回の記事のための入手可能な資料からは裏付けられなかった。米国労働統計局がまとめた全国の消費者物価データによると、直近数ヶ月の卵の平均小売価格は1パックあたり10ドルを大きく下回るのが一般的だが、価格は地域や店舗によって大きく異なる場合がある。