グラミー賞受賞歌手のアデルが、トム・フォードの次作『Cry to Heaven』で女優デビューを果たす。この映画は、1982年のアン・ライスの小説を原作とした18世紀イタリアを舞台にした作品だ。プロジェクトはフォードの過去作の俳優たちと再タッグを組み、ニコラス・ホルトやアーロン・テイラー=ジョンソンら豪華キャストが参加。主な撮影は2026年1月に開始され、秋の公開を目指す。
プロジェクト概要
トム・フォードは、自社プロダクションのFade To Blackを通じて『Cry to Heaven』の監督、脚本、製作を務める。この映画はアン・ライスの小説を原作とし、ヴェネツィアの貴族と去勢されたオペラ歌手の人生が交錯する物語で、18世紀イタリアを舞台にアイデンティティ、裏切り、愛、芸術的自由などのテーマを探求する。フォードは昨年からこのプロジェクトを開発しており、クリエイティブなコントロールを保つため自費で製作し、製作後に配給を模索する計画だ。
キャストと再会
アデルは映画女優デビューを果たし、ニコラス・ホルト、アーロン・テイラー=ジョンソン、キアラン・ハインド、ジョージ・マッケイ、マーク・ストロング、コリン・ファース、ポール・ベタニー、オーウェン・クーパー、ダニエル・クイン=トイ、ハンター・シェイファー、ジョセフィン・ティーセン、タンディウィ・ニュートン、テオドール・ペレラン、ダリル・マコーミック、カシアン・ビルトン、ハウク・ハンネマン、ルクス・パスカルらと共演する。このアンサンブルキャストは、フォードを『ノクターナル・アニマルズ』のテイラー=ジョンソンや『シングルマン』のファースと再会させる。両作品とも批評家から高い評価を受けた。
製作スケジュール
ロンドンとローマでプレプロダクションが進んでおり、主な撮影は2026年1月中旬に開始される。映画は2026年秋の後半公開を目指す。これはフォードの3作目の監督作で、2009年の『シングルマン』(アカデミー賞とBAFTAノミネート)および2016年の『ノクターナル・アニマルズ』(ヴェネツィア映画祭グランプリ受賞)に続く。
アデルの転身
2024年のラスベガス・レジデンシー後に音楽活動を休止中のアデルは、他のクリエイティブな活動への興味を示している。2024年7月、彼女は「これのあと大きな休憩が欲しいし、少しの間他のクリエイティブなことをしたいと思う」と語った。フォードの広報担当者はBBCニュースにキャスティングを確認した。