FRB金利決定を前にアジア株式はまちまち

FRBの金利決定を控え、アジアの株式市場はまちまちの展開となった。日中間の緊張の高まりも投資家の慎重姿勢を強めている。日本とオーストラリアは中国軍機のレーダー照射事件に対し、冷静な対応を促した。

アジアの株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定を前に慎重なムードが広がり、まちまちの結果となった。東京の日経平均株価は0.2%下落し、50,581.94で引けた。これは政府が7-9月期の日本経済が年率2.3%縮小したと修正発表した影響もある。従来の1.8%縮小から下方修正され、トランプ米大統領の関税の影響で輸出が打撃を受け、公共投資も減少した。

香港のハンセン指数は0.9%安の25,841.21、上海総合指数は0.6%高の3,926.47で、中国市場はまち割れた。中国の11月輸出は前年比5.9%増の1兆ドル超となり、米国向けは29%減となったが、他地域がそれを補った。一方、韓国コスピは1.3%高の4,154.85、台湾加権指数は1.2%上昇した。オーストラリアのS&P/ASX200は0.1%安の8,624.40。

金曜日の米市場ではS&P500が0.2%高の6,870.40で過去最高に迫り、ダウ平均は0.2%高の47,954.99、ナスダックは0.3%高の23,578.13となった。Ulta Beautyは利益好調で12.7%急騰、Victoria’s Secretは損失幅縮小で18%上昇。Warner Bros. DiscoveryはNetflixの買収報道で6.3%高となった。

FRBは水曜日に利下げを実施し、今年3回目となる見込みだ。9月の基幹インフレ率は2.8%で予想通り。消費者インフレ期待は4.1%に低下した。原油はWTIが60.22ドル、ブレントが63.86ドル。ドルは155.26円。

日中間の緊張は、中国軍機が日本戦闘機にレーダー照射した事件が原因だ。防衛大臣の小泉進次郎氏は「極めて遺憾で危険な行為」と抗議した。首相の高市早苗氏の台湾発言も北京を刺激した。日本とオーストラリアは日曜に冷静さを呼びかけた。

このウェブサイトはCookieを使用します

サイトを改善するための分析にCookieを使用します。詳細については、プライバシーポリシーをお読みください。
拒否