日経平均株価、テック株安で小幅下落 割高懸念が重荷

8日の東京株式市場で、日経平均株価はテック株の下落を背景に小幅安で推移した。AI関連株の割高感に対する投資家の警戒が続いている一方、円相場の安定が市場を下支えした。ウォール街の前週末の上昇も追い風となった。

東京株式市場は8日、午前中の取引終了時点で日経平均株価(.N225)が0.1%未満の下落となり、50,473.84円で引けた。一方、より幅広いTOPIX指数(.TOPX)は0.4%上昇し、3,376.43となった。

テック株が指数を押し下げた最大の要因は、ソフトバンクグループ(9984.T)の2.5%安で、指数から93ポイントを削った。次いで、アドバンテスト(6857.T)が0.9%、東京エレクトロン(8035.T)が1%下落し、合わせて79ポイントの影響を与えた。「ハイテク株に過熱感があり、売りの圧力を受けやすい」と野村証券のエクイティストラテジスト、清水ふみか氏は指摘する。「テック株の下落トレンドは依然として続いている」と同氏は付け加えた。

全体として、日経平均の225銘柄中162銘柄が上昇、59銘柄が下落、4銘柄が横ばいとなり、上昇銘柄が優勢だった。同指数は11月初旬に過去最高の52,636.87円を記録した後、AI関連株中心の利食い売りに押された。「日経平均は重い感じだ」と住友三井DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、 市川雅浩氏は語る。「当面は横ばい推移が予想され、ここからの上昇はリスクが高い」との見方を示した。

半導体関連株の下落にもかかわらず、データセンター需要増への期待からフジクラ(5803.T)が5.7%、富士電機(6504.T)が4.1%急騰した。東京証券取引所の33業種中、不動産(.IRLTY.T)が2.6%上昇で首位。銀行株(.IBNKS.T)は0.7%安で最下位となったが、先週は1999年以来の高値を更新し、日銀の利上げ期待が背景にあった。市場では次週の日銀金利引き上げ観測が高まっている。

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