千賀滉大はニューヨーク・メッツに対し、2026年シーズンもチームに残りたいと伝えたと報じられている。自身の希望と限定されたノー・トレード条項にもかかわらず、メッツは今オフに右腕のトレードを検討する可能性がある。千賀は近年の中傷と不安定さを克服し、再建を目指す。
メッツの右腕・千賀滉大は最近、組織に対しクイーンズに残りトレードを望まないと伝えた、とアスレチックのウィル・サモン氏が報じた。1月に33歳になる千賀は、フリーエージェントの先発投手があまり評価されていない投手市場で、低価格での買い物として複数のチームから注目を集めている。
千賀の契約は手頃で、今後2シーズンで2800万ドルが残り、2028年のクラブオプション付き。メジャー3シーズンの通算成績は3.00 ERA、3.82 FIPで、2025年は22先発で3.02 ERAを記録。2023年のルーキーイヤーにはサイ・ヤング賞投票でトップ10入りした。しかし信頼性に課題があり、2024年は肩とふくらはぎの怪我でほぼ全休、2025年にはハムストリングの張りで1か月欠場。復帰後は9先発で5.90 ERAを喫し、9月初旬にトリプルAシラキューズへ降格、その後ポート・セント・ルーシーに滞在した。
メッツの野球運営社長デビッド・スターンズは、2025年に千賀がフルシーズンの先発をこなすことを期待するのは「愚かだ」と評した。失望のシーズンを終えたチームは、外野手ブランドン・ニモを内野手マーカス・セミエンと交換済みで、セカンドのジェフ・マクニールもトレード候補だ。想定ローテーションには千賀のほかノーラン・マクレーン、クレイ・ホームズ、ショーン・マネア、デビッド・ピーターソンが含まれるが、メッツはエース級の補強を狙う。
千賀の10球団ノー・トレード条項は拒否権を制限し、他の20球団とのトレードを可能にする。残留希望は障害となるが、メッツのローテーション強化ニーズから、魅力的なオファーがあればトレードもあり得る。