LGディスプレイは、画面上のコンテンツに応じてリフレッシュレートを1Hzから120Hzまで調整可能なノートPC向け液晶ディスプレイの量産を開始した。Oxide 1Hzと名付けられたこの技術は、バッテリー駆動時間を大幅に延ばすことを目的としている。デルの2026年モデルのXPSノートPCには、このディスプレイが標準オプションとして初めて採用される予定である。
LGディスプレイは今週、リフレッシュレートを1Hzから120Hzまで可変できるノートPC向け液晶ディスプレイの量産を開始した世界初の企業であると発表した。Oxide 1Hzと名付けられたこの技術は、静止画を自動的に検出し、電子メールの確認や電子書籍、論文の閲覧といった作業時には1Hzで動作する。映画やスポーツ、ゲームなどの動的なコンテンツを表示する際には、最大120Hzまで切り替わる。同社は、この性能を実現するために独自の回路アルゴリズム、パネル設計技術、新素材、および電力リークを低減した酸化物薄膜トランジスタを採用したとしている。LGは、これらの画面を使用することで、既存のソリューションと比較して1回の充電あたりのバッテリー寿命が48%向上すると主張しているが、実際の使用結果は利用パターンによって異なる。デルが2026年に発売予定のXPSノートPCには、Oxide 1Hzディスプレイが標準搭載される。これにより、2018年以降のOLEDスマートフォンやスマートウォッチで採用されてきたLTPO技術と同等の低リフレッシュレート機能が、ノートPC向け液晶パネルにも導入されることになる。これは、2024年に導入されたデュアルモードゲーミングディスプレイ(同じくLGディスプレイ製)とは異なる。デュアルモードディスプレイは、高リフレッシュ・低解像度モードと低リフレッシュ・高解像度モードを手動で切り替える必要があるものだった。なお、これとは別にBOEとIntelは11月に同様の1Hz駆動ノートPC向けディスプレイを発表しており、WindowsやIntel製GPUと統合されているが、発売時期は未定となっている。LGは、2027年にOxide 1HzのOLED版の量産を開始する計画である。