アラブ世界を代表する国際映画販売代理店MAD Worldは、Dhafer L’Abidine監督・主演のスリラー『Sophia』の世界販売権を取得した。同作は火曜日、マラケシュ国際映画祭で世界初上映予定。チュニジア旅行中に娘が行方不明になった母親の必死の捜索劇を描く。
あらすじと制作
『Sophia』は、父の反対を押し切ってロンドンからチュニジアへ旅立つエミリーが、疎遠になった夫と娘を再会させようとする物語。ソフィアが行方不明になると、家族は嘘と欺瞞の渦に巻き込まれ、エミリーは時間との戦いを繰り広げる。チュニジア・イギリス合作は、L’AbidineのDouble A ProductionsとNew Sparta Productionsが制作。撮影はWillie Nel、編集はHafedh Laaridhi、プロダクションデザインはAdel Ouni、サウンドはMoncef Taleb、音楽はSelim Arjoun。
キャスト
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(『Brave New World』、『Harlots』、『ダウントン・アビー』)、ジョナサン・ハイド(『The Brutalist』)、カイス・セッティ(『Tracing Addai』、『Haps』)、ヒバ・アブーク(『The Prince』)、マヤ・セリーヌ・ガルビが出演し、監督のDhafer L’Abidineも共演。
コメントと背景
L’Abidineは本作を「心あるスリラー」と評し、「制作を始めた時、人間的な物語を語りたかった。地理や国籍を超え、世界中の観客に響くものを」と語った。MAD World共同創業者のアラー・カルクーティとマヘル・ディアブは、「現在と過去の衝突を大胆かつ生々しく描いた作品」と称賛。「見応えがあり、世界にお届けできるのを楽しみにしている」と述べた。共同プロデューサーのクリストファー・サイモンは、「こんな時代だからこそ、互いの世界を深く理解し、共感とつながりを育む物語を語ることがこれまで以上に重要だ」とコメント。
監督の経歴
バーミンガム演劇学校卒業のL’Abidineは、英国TV(『Dream Team』、『Spooks』)、映画(『Children of Men』、『Sex and the City 2』)、アラブドラマ(『Maktoub』、『Halawat El Donia』、『Arous Beirut』)で活躍。監督デビュー作『Ghodwa』はゴールデングローブ賞候補に選ばれ、カイロ映画祭でFIPRESCI賞を受賞。2作目『To My Son』はハリウッド・アラブ映画祭で最優秀作品賞。パレスチナのアカデミー賞代表作『Palestine 36』にも主演し、マラケシュで上映。