サンディガンバヤン第3法廷の検察官らは昨日、ブラカン州パンディで実施されるはずだった9280万ペソ規模の洪水制御プロジェクトの予定地を視察したが、何も発見できなかった。バランガイ・ブンサランで進められていたとされるこのプロジェクトは、完了率95パーセントと報告されていたものの、ラモン・レビージャ・ジュニア元上院議員に対する公金横領事件の核心部分を成しており、検察側はこれを「幽霊プロジェクト」と表現した。
サンディガンバヤン第3法廷のカール・ミランダ判事が視察を主導し、公共事業道路省(DPWH)ブラカン第1地区エンジニアリング・オフィスの職員、オンブズマンの検察官、被告側の弁護士らが同行した。
DPWHブラカン第1地区エンジニアリング・オフィスの責任者ケネス・フェルナンド氏は、現地には目に見える構造物は一切存在しないと述べた。検察官の一人は「プロジェクトは存在しない。これは幽霊プロジェクトだ」と語り、草木が生い茂る中でかろうじて錆びた鋼矢板が3セット確認できるのみであったことを指摘した。本来の主要な構成要素である護岸や防壁は全く見当たらなかった。
今回の視察は、レビージャ氏および解任されたブラカン第1地区エンジニアリング・オフィスの職員らに対する公金横領事件の保釈請求審問の一環として行われた。これは、当初未完成の構造物がある隣接地を指摘した国家捜査局(NBI)の証人を含む、2人の検察側証人の証言が食い違っていたことを受けて実施されたものだ。
一方、上院ブルーリボン委員会は、中間報告書に少なくとも9人の上院議員の署名が集まるまでは公聴会を開かない方針であると、パンフィロ・ラクソン上院仮議長が発表した。同報告書には現在、ラクソン氏、リサ・ホンティベロス氏、バム・アキノ氏、フランシス・パンギリナン氏の署名が集まっている。この報告書では、ジョエル・ビジャヌエバ氏、フランシス・エスクデロ両上院議員、およびマーティン・ロムアルデス元下院議長に対する調査が勧告されている。