米・イラン間の新たな戦闘によりホルムズ海峡を経由する原油輸送への懸念が高まり、月曜日の原油価格は上昇した。ブレント原油は1バレルあたり90ドルを超えて取引され、米国の指標であるウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)も80ドル台半ばまで上昇した。
ロイターによると、米・イラン間の敵対関係が激化し、ホルムズ海峡を経由する輸送への懸念が高まったことを受け、月曜日のブレント原油先物は約2%上昇し、1バレルあたり90ドルを超えて取引された。米国の指標であるウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)も1%以上上昇し、1バレルあたり84ドル前後で取引された。
米国のガソリン価格も上昇した。CBSニュースが引用したAAA(米国自動車協会)のデータによると、レギュラーガソリンの全米平均価格は月曜日に1ガロンあたり4.003ドルに達し、1ヶ月ぶりに4ドルを突破した。
こうした市場の動きは、イラン側の攻撃で米軍兵士3名が死亡したと報じられた週末を受けてのもの。これを受け、ドナルド・トランプ大統領は「地獄の門が、彼らが想像もしたことのないような形で解き放たれた」とTruth Socialに投稿した。AP通信は、7月19日時点でイランとの戦争による米軍の死者数を17名と報じているが、その後の更新では確認状況によって死者数は18名に増える可能性があるとしている。
またロイターによると、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、サウジアラビアに対して海上封鎖を敷くと宣言し、サウジアラビアの港で積み荷の積み下ろしを行う船舶は標的となる可能性があると警告した。ロイターは、フーシ派の警告を受けて火曜日に南紅海で「Xin Long Yang」号と「Rodos」号の2隻のタンカーが航路を変更したとも報じている。
ホワイトハウスのテイラー・ロジャース報道官はCBSニュースへの声明で、米軍の作戦によってイランのホルムズ海峡における民間船舶への脅威能力が低下すれば、エネルギー価格は下落する可能性があると述べた。