アイミー・マルコス上院議員は、石油危機が続いていることや諸聖人の日との日程の重複を理由に、バランガイ・青年評議会選挙(BSKE)の実施を2026年11月から2027年10月へ延期する法案を提出した。同議員は、高騰する交通費が帰省する有権者の投票機会を奪う可能性があると警告した。マルコス議員は、インフレに対応するため選挙予算を再編するよう提案している。
フィリピン、マニラ — アイミー・マルコス上院議員は、継続する石油危機の中で資金確保の必要性を挙げ、バランガイ・青年評議会選挙(BSKE)を2026年11月から2027年10月へ延期する法案を提出した。マルコス議員は、BSKEの実施日程が、数百万人のフィリピン人が故郷へ帰省する諸聖人の日と重なることを指摘。「諸聖人の日は、フィリピン人にとって死者を弔う重要な日だが、交通費の高騰により、帰省や投票を断念する人が出てくる可能性がある」と述べた。さらに同議員は、「石油危機により交通運賃が大幅に上昇しており、特に居住地外に登録している有権者や、生活費の増加に苦しむ社会的弱者にとって、投票権が行使できなくなる深刻なリスクが生じている」と付け加えた。1年間の延期により、有権者が登録地を現在の居住地へ変更する時間を確保し、高額な移動費を回避できるようになると同議員は説明した。また、インフレの影響を緩和し、選挙運動による混乱を避け、地方行政の継続性を確保するために、巨額の選挙予算を再編するよう提案した。「11月はフィリピン人が祈りと追悼に集中できるよう、投票や地方政治の負担をかけずに故人を偲ぶ機会とすべきだ」と述べている。この動きに対し、議員たちの意見は割れている。上院財政委員会のシャーウィン・ガッチャリアン委員長は、今回で2度目の延期となることや、地元の指導者を選出したいという市民の要望を挙げ、憲法違反の可能性があると指摘した。JV・エヘルシト上院議員は、最高裁の基準に沿う必要性を強調した。選挙法専門家のロムロ・マカリンタル弁護士は、今回の延期推進の背景には、2028年の選挙を見据えた政治的意図があると見ている。