フィリピン軍は、米軍が2028年までにミンダナオ島に新たな燃料貯蔵施設を設置する計画を立てているとの報道を受け、これを歓迎する意向を表明した。ロイ・ビンセント・トリニダード少将は、同施設は攻撃を誘発するものではなく、国家の運用能力を強化するものであると述べた。フィリピン軍は、西フィリピン海での課題に直面する中、引き続き主権を守る決意を維持している。
フィリピン・マニラ — 西フィリピン海を担当するフィリピン海軍の広報官、ロイ・ビンセント・トリニダード少将は、フィリピン軍としてこの米軍の計画に懸念はなく、同計画は防衛協力強化協定(EDCA)および訪問軍地位協定(VFA)の枠組みに含まれるものであると述べた。同氏は「国内における燃料貯蔵施設の計画はすべてEDCAの対象範囲内です。これらは人道支援・災害救援(HADR)や海洋安全保障に対する我々の対応能力を支え、西フィリピン海だけでなく南部国境地域に展開する部隊を支援・維持することを目的として設計されています」と説明した。さらに同氏は、これらの施設は引き続きフィリピンの管理下に置かれると付け加えた。「これらの施設の存在は抑止力として機能します。何ら抑止力を持たないことこそがより大きなリスクです」とトリニダード少将は述べ、米国防総省の詳細計画はまだ最終決定には至っていないと語った。一方、フィリピン軍のロメオ・ブラウナー・ジュニア参謀総長は、西フィリピン海における中国の侵入が続く中、国家主権と海洋権益を守るという軍の決意を改めて強調した。キャンプ・アギナルドで開催された海洋安全保障シンポジウムにおいて、同氏は「フィリピン軍の観点から言えば、海洋安全保障は国家の義務であると同時に共通の責任でもある」と述べた。フィリピン軍は地域の安定を維持するため、専門性と目的意識を持って行動していくとしている。