AMCエンターテインメントの最高経営責任者(CEO)アダム・アロン氏は、グレタ・ガーウィグ監督によるネットフリックスの映画『ナルニア国物語』が予定している大規模な劇場公開について、映画館が同ストリーミング配信大手と提携する最大の好機であると述べた。アロン氏は決算説明会で、業界の勢いが強まっていることを強調した。公開は2027年2月に予定されている。
AMCシアターズのアダム・アロンCEOは火曜日、第1四半期の決算発表後のアナリスト向け電話会見で、映画業界の方向性について楽観的な見通しを示した。アロン氏は「業界の勢いは明らかだ」と述べ、スタジオ側が映画の劇場公開期間を延長する姿勢を示していることや、組合と制作者の間で最近結ばれた労働協約などをその根拠として挙げた。同氏は特に、C.S.ルイスの1955年の小説を原作とするグレタ・ガーウィグ監督の『ナルニア国物語:魔術師のおい(原題:Narnia: The Magician’s Nephew)』をネットフリックスが世界規模で劇場公開するという決定を称賛し、これを「我々の業界がネットフリックスを劇場向けコンテンツプロバイダーとして受け入れる最大の好機」と評した。同作の世界規模での劇場公開は2027年2月12日に設定され、その後の同年4月2日にネットフリックスで配信される。当初は2026年の感謝祭の時期に、1000のImaxスクリーンで2週間限定公開される予定だった。アロン氏は、この変更の理由として、ハロウィーンの週末に行われたネットフリックスの『K-POP:デーモン・ハンターズ(歌唱版)』のAMCでの上映、大晦日の『ストレンジャー・シングス』最終話の上映、3月の『ONE PIECE』のエピソード上映など、過去の成功したコラボレーションを挙げた。同氏は「昨秋以来、AMCとネットフリックスの間では高度な外交が行われてきた」と指摘し、両社が今後さらに協力関係を深める意向であることを明らかにした。さらなる展開についての言及は避けたものの、アロン氏は両社間の「対人関係のダイナミクス」は良好であると語った。