Anthropicは火曜日、初の一般公開向けMythosクラスモデルとなる「Claude Fable 5」をリリースした。本モデルには、サイバーセキュリティ、生物学、化学に関する機密性の高いクエリを以前のモデルへ誘導する安全対策が組み込まれている。サブスクリプション登録者は、6月22日までは利用クレジットを消費することなく同モデルにアクセスできる。
Anthropicは、Claude Mythos 5と併せてClaude Fable 5の提供開始を発表した。Fable 5はMythos 5と同じ基盤モデルで動作するが、より厳格な安全対策が含まれている。同社によると、Fable 5はテスト段階において、サイバー攻撃や脆弱性開発に関する有害な単一ターンのリクエストをすべて拒否したという。本モデルは、ソフトウェアエンジニアリング、文書分析、ビジョンのタスクにおいて性能向上が見られる。視覚情報のみを使用する最小限の構成で『ポケットモンスター ファイアレッド』をクリアしており、これは以前のモデルでは達成できなかった成果である。またAnthropicは、内部ベンチマークにおいてFable 5が前世代のOpus 4.8モデルだけでなく、GPT-5.5やGemini 3.1 Proを上回ったと報告している。制限が少ないMythos 5については、「Project Glasswing」を通じて選ばれた少数の信頼できるサイバーセキュリティパートナーのみが利用可能である。Anthropicは、米国政府と協議しながら利用対象を拡大しており、ライフサイエンス組織向けの新しい信頼プログラムを計画していると述べた。Fable 5のAPI利用料金は、入力トークン100万個あたり10ドル、出力トークン100万個あたり50ドルとなっている。通常のサブスクリプション登録者は、6月22日までは追加費用なしで本モデルを利用できるが、それ以降は利用クレジットが必要となる。