アイオワ州最大の学区で元教育長を務め、不法滞在していたイアン・ロバーツ氏が、連邦拘置所に勾留され判決を待つ中で著書を出版した。月曜日に発売された同書は『Unshakable: How Bold Leaders Win Hearts, Inspire Minds, and Obtain Results During Crisis(揺るぎなきリーダーシップ:大胆な指導者は危機の際、いかにして人の心を掴み、知性を刺激し、成果を得るか)』と題されている。ガイアナ国籍のロバーツ氏は1月、自身の移民ステータスに関する虚偽の申告および銃器の不法所持について罪を認めた。
米移民税関捜査局(ICE)は9月、ロバーツ氏に有効な国外退去命令が出ていることを突き止め、同氏を逮捕した。国土安全保障省によると、当局は当時、装填済みの拳銃、現金3,000ドル、固定刃のハンティングナイフを所持し、逃亡を図ろうとしていたロバーツ氏を発見した。連邦当局によれば、ロバーツ氏は2023年6月にデモイン公立学校区の教育長に応募した際、米国市民であると偽って申告していた。しかし、同氏の就労許可は2020年12月に失効しており、移民審査の欠席により裁判所から欠席判決で国外退去命令を受けていた。ロバーツ氏は1994年に観光客として入国し、その後学生ビザを取得したが、グリーンカードの申請は4回すべて却下されている。同氏は過去に、1996年のニューヨークでの麻薬所持、2020年および2022年の武器関連の容疑、2012年のメリーランド州での危険運転による有罪判決など、複数の前科がある。アシュリー・ヒンソン下院議員(共和党、アイオワ州選出)は2026年4月30日、この出版を「正気の沙汰ではない」と批判し、ロバーツ氏が自身の状況を「利益に結びつけようとしている」と非難した。ヒンソン氏はX(旧Twitter)に、「一体どういうことなのか?アイオワ州最大の学区を率いていた不法移民でICEの逃亡者が、今度はそれを利用して利益を得ようとしているのか。作り話のような話だ。正気の沙汰ではない」と投稿した。ロバーツ氏は現在も拘置所に勾留されており、連邦法違反による判決を待っている状態である。