元金沢市長の山野幸吉氏(63)が、無所属で石川県知事選に初当選した。現職の馳浩氏(64)を破り、2024年の能登半島地震後の復興を主な争点とした選挙だった。投票率は54.68%で、前回を下回った。
石川県の知事選挙は3月8日に行われ、無所属の山野幸吉氏が初当選を果たした。山野氏は元金沢市長で、3期務めた経験を強調し、2022年の前回選挙でも立候補していた。民主党系の国民民主党の県組織や一部の保守系県議から支援を受け、能登半島を襲った2024年の大地震後の復興を主要な公約に掲げた。同氏は被災地に一定期間滞在し、住民との対話を強化する意向を示した。
対する現職の馳浩氏は、自民党と公明党の連立与党、日本維新の会、労働組合、社会民主党の県組織、県内首長らから幅広い支援を集め、組織的な選挙戦を展開した。もう一人の候補者、黒梅明氏(78)は日本共産党の支援を受けた。両候補とも無所属として立候補した。
選挙の焦点は地震復興にあり、山野氏の勝利は被災地の住民との直接的な関与を求める声が反映された可能性がある。投票率の低下は有権者の関心の変化を示唆する。山野氏は金沢市を拠点に県政を担うことになる。