フランク・ザッパの遺産管理団体は、約10年ぶりにアーカイブレーベル「Vaulternative Records」を再始動し、マザーズ・オブ・インヴェンションによる1966年のスタジオセッション音源をリリースすると発表した。アルバム『Zappa ’66: Vol. 1 – Live at TTG Studios』は、バンドのデビュー・アルバム『Freak Out!』の60周年記念の一環として5月15日に発売される。同レーベルの「ヴォルトマイスター」であるジョー・トラヴァースが、ファンへ直接届ける形でのリリースを統括する。
フランク・ザッパの遺産管理団体は、ザッパの未亡人であるゲイルとジョー・トラヴァースが2002年に設立したレーベル「Vaulternative Records」の再始動を発表した。同レーベルからのリリースは、2016年の『Chicago ’78』以来となる。この取り組みは、マザーズ・オブ・インヴェンションの1966年のデビュー・アルバム『Freak Out!』の60周年を祝う1年間のプロジェクトの一環であり、1967年のアルバム『Absolutely Free』に関連する作業に先行して行われる。収録されているのは1966年10月にTTGスタジオで行われたセッションで、当時25歳でアーティストとして契約したばかりのザッパの姿が記録されている。トラヴァースは「『ザ・ヴォルト(保管庫)』からファンへ直接つながるVaulternative Recordsの再始動を発表できることを大変嬉しく思います」と述べた。彼は、インタビューから未発表ライブまで多岐にわたるリリースを支える指針として、ザッパの「AAAFNRAA(Anything Anytime Anyplace for No Reason At All:いつでも、どこでも、理由などなく)」という哲学を挙げている。『Zappa ’66: Vol. 1 – Live at TTG Studios』には、これまで未発表だったインストゥルメンタル曲「Move On」や、1966年の貴重なラジオセッションの音源のほか、トラヴァースによるライナーノーツ、アール・リーフとバリー・ファインスタインによる写真が収められている。Vaulternativeのすべてのリリースは、Zappa.com、uDiscover Music、Sound of Vinylを通じて限定販売される。トラヴァースは、このアルバムをバンドの初期の衝撃を伝えるものとして編集し、「マザーズは他のどんなバンドとも異なっており、フランク・ザッパは……多大な影響をもたらす渦中にいた」と語った。