Googleは、検索データの共有やAndroidのAIへのアクセスを競合他社に開放することを義務付ける欧州連合(EU)の新しい規制に対し、懸念を表明した。
欧州委員会は、「デジタル市場法(DMA)」に基づき、来月にも規則を発表する予定である。Googleのセキュリティエンジニアリング担当副社長であるヘザー・アドキンス氏は、Wiredに対し、これらの変更によって数週間以内に不正行為が大幅に増加する可能性があると語った。
アドキンス氏は、匿名化された検索データの共有に伴うリスクを強調し、Googleの社内チームが「リンケージ攻撃」を用いることで、同様のデータセットを最短2時間で個人特定可能な状態にできたと指摘した。また、他のAIモデルにAndroidのシステムレベルへのアクセスを許可すれば、ユーザーのファイルや画面上のコンテンツが流出する恐れがあると警告した。
欧州委員会は、7月27日に法的拘束力のある最終決定を下す予定である。GoogleはDMAに反対し、同社の匿名化技術を強調しつつ、法案の修正を求めている。