世界保健機関(WHO)は月曜日、クルーズ船「MVホンディウス」に関連してアンデスウイルスによるハンタウイルス感染症の症例が9件確認されたと報告しました。そのうち7件は確定診断されています。同船は先週末にスペインのテネリフェ島に到着し、90名以上の乗客が健康観察下で下船させられました。
この集団感染により3名が死亡しました。感染した乗客は南米でのバードウォッチング旅行中にげっ歯類の生息地を訪れていました。アンデスウイルスは、限られた範囲でのヒトからヒトへの感染が認められている唯一のハンタウイルス株ですが、それには長時間の濃厚接触が必要となります。数カ国が監視体制を強化しています。米国では18名がネブラスカ大学およびエモリー大学で経過観察を受けています。フランスは1名の陽性者を確認し、22名の濃厚接触者に隔離を命じました。スペインおよびフランスの乗客は42日間、またはそれ以上の隔離期間を求められています。オランダの病院では、手続き上のミスによりスタッフ12名が6週間の隔離措置を受けました。WHOの当局者や専門家は、一般の人々に対するリスクは依然として低いことを強調し、パニックにならず冷静な対応を求めています。現時点で特効薬やワクチンは存在しません。