日本の高市早苗首相とベトナムのファム・ミン・チン首相はクアラルンプールで会談し、包括的戦略的パートナーシップを深化させるために各種レベルの交流を促進することで合意した。チン首相は科学技術や半導体、エネルギー分野での日本との協力を求め、高市首相をベトナム訪問に招待した。高市首相はパートナーシップをさらに高いレベルに引き上げる用意があると表明した。
2025年10月27日、日曜日のクアラルンプールで、高市早苗首相とファム・ミン・チン首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合の傍らで会談した。ベトナム政府によると、チン首相は先週の高市首相の首相就任を祝賀した。
チン首相は、科学技術、先進的人材育成、デジタル変革、半導体、エネルギーなどの分野で日本との協力を要請した。また、両国民間の積極的な人的交流を望むと述べ、高市首相を適切な時期にベトナム訪問に招待した。
高市首相は、日本がベトナムとのパートナーシップをより高いレベルに強化する用意があると応じた。この合意は、両国が包括的戦略的パートナーシップを深化させるための基盤を築くものだ。会談は、日越関係の強化に向けた具体的な取り組みを示すもので、技術移転や人的交流の拡大が期待される。
ベトナム側は、日本との協力が同国の発展に不可欠だと強調した。一方、日本は東南アジアとの経済・安全保障面での連携を重視しており、この会談はその一環として位置づけられる。