日本政府は、物価高騰への対応として17兆円を超える経済対策パッケージを検討中だ。財務相の片山さつき氏は、首相の高市早苗氏との会談後、この規模の対策をNikkeiに明らかにした。閣議決定は金曜日を予定している。
日本政府は、2025年度補正予算の一般会計と特別会計からの支出、および主要な税制改革による減税を組み合わせ、総額17兆円を超える経済対策パッケージを検討している。首相の高市早苗氏が掲げる「責任ある積極財政政策」の下、前年度の14.8兆円を上回る支出が見込まれ、一般会計分は約14兆円(前年度13.9兆円から増加)となる。現在の臨時国会で補正予算案を成立させる方針だ。
対策の目玉は、冬のエネルギー価格高騰への対応で、各世帯に2026年1月から3月までの3カ月で合計約6,000円の補助金を支給する。月額1,000円から2,500円の範囲で、1月と2月の寒冷期に高めの補助を予定し、前回の7月から9月の月1,000円補助の倍増となる。また、食料購入支援などの優先支援地方交付金プログラムを拡大し、世帯あたり約10,000円の負担軽減を目指す。米券の発行なども想定される。
公明党(JIP)は家計負担軽減のための明確な措置を求め、旧石破政権が提案した現金給付は見送られた。ガソリン・軽油の暫定税率廃止や本年度税制改正による所得税減税を加え、世帯あたり総支援額は約50,000円に上る。
戦略分野への投資も含まれており、公私合わせて1兆円を船建造産業の活性化に充てるロードマップを作成する。先端半導体の量産支援として、設備投資とデータセンター立地のための電力インフラ整備を推進する。また、物価高で打撃を受ける私立病院の経営改善に向け、新たな資金調達システムを構築する。
高市首相は10月の就任以来、生活費上昇へのクッション材として大規模対策を約束し、AIや半導体などの成長分野投資を促進する方針だ。自由民主党と日本維新の会との調整を経て、金曜日の閣議決定を目指す。