高市首相、造船業投資を成長戦略に位置づけ

日本の高市早苗首相は、経済刺激策の一環として造船業への大規模投資を支援することを政府が約束した。新たな成長戦略を推進するため、危機管理投資と成長投資を重視する方針だ。中国のレアアース輸出規制強化に対応し、南鳥島周辺での試作生産も計画されている。

2025年11月11日、成長戦略タスクフォースの会合で、日本政府は経済刺激策に造船業への投資支援を盛り込むことを明らかにした。高市首相は、経済を活性化させるため、公私セクターの支出を活用し、潜在的な危機に対するレジリエンスを強化する大胆な投資を推進する意向を示した。

タスクフォースは、来夏までに新たな経済戦略を策定する任務を負っており、初会合で「危機管理投資と成長投資」を通じた堅実な成長構築を勧告した。高市首相は会合後、「投資の予測可能性を高める措置を通じて民間投資を促進する必要がある」と述べた。

政府は、人工知能や半導体を含む17の戦略分野を指定し、各分野を関連大臣に割り当て、具体的な投資計画のロードマップ策定を指示した。造船業は、先月ドナルド・トランプ米大統領との会談で協力促進に合意した分野だ。また、中国のレアアース輸出規制強化を受け、南鳥島周辺海域での試作生産拡大を計画している。

刺激策には、民間資本支出を奨励する税制優遇も含まれる。高市政権は「責任ある積極的な」財政拡大を提唱し、3月までの補正予算で財源を確保する。生活費高騰対策として、地方自治体への補助金拡大や冬場の電気・ガス料金支援も予定されている。

成長戦略タスクフォースには、クレディ・アグリコール・セキュリティーズ東京の相田拓氏や元日銀政策委員の片岡剛士氏らが任命された。また、経済財政諮問会議の民間議員には、元日銀副総裁の若田部昌澄氏や第一生命経済研究所の長濱ねる代氏らが新たに選ばれた。

一方、連立与党の日本維新の会は、限られた財政資源の有効活用を目的とした経済パッケージを策定。非効率な税制特権と補助金の見直しを担う新局設置や、食品・飲料の消費税2年間免除を提案し、11月12日に高市首相に提出する予定だ。

このウェブサイトはCookieを使用します

サイトを改善するための分析にCookieを使用します。詳細については、プライバシーポリシーをお読みください。
拒否