国境なき医師団(MSF)の日本人メンバーが、イスラエルによる国際NGOの活動禁止によりガザでの人道支援を停止せざるを得なくなったことを危機感を持って語った。MSFはガザの病院ベッドの5分の1を支援していたが、これにより医療ニーズをカバーできなくなるという。
国境なき医師団(MSF)の日本人メンバーである松田孝之氏(40)は、カイロでのインタビューで、ガザでの医療危機について強い懸念を表明した。松田氏は昨年12月から今年2月12日まで、パレスチナ地域で物資調達と機器メンテナンスに従事していた。
「これで医療ニーズをカバーできなくなります」と松田氏は述べた。MSFはガザの医療機関を支援し、病院ベッドの総数の5分の1を占める部分を担っていた。しかし、イスラエルが国際非政府組織の活動を禁止したため、同団体の支援活動は停止を余儀なくされた。
背景として、イスラエルとハマス間の停戦が昨年10月に合意された後も、イスラエル軍は武装攻撃を継続したとされる。イスラエル側はハマスが合意を違反したと主張している。この状況下で、ガザの医療体制はさらに悪化の恐れがある。