JPモルガンは、インド株の投資判断を「オーバーウェイト」から「中立」に引き下げた。同社は、弱気シナリオにおいてNifty指数が20,500ポイントまで下落する可能性を警告しており、これは現在の水準から15%の下落を意味する。短期的なリスクとして、割高なバリュエーションに加え、イラン情勢やエネルギー供給の混乱による不確実性が挙げられる。
JPモルガン・チェースは、長期的な見通しは良好であるものの、短期的な課題が高まっているとして、インド株の投資判断を「中立」に変更した。同証券は弱気シナリオにおいて、Nifty 50指数が20,500ポイントまで下落し、直近水準から最大15%下落する可能性があると見ている。今回の判断変更は、市場の継続的な圧力に対する慎重な姿勢を反映したものだ。同社は主な懸念事項として割高なバリュエーションを挙げ、これに加えてイラン情勢に起因する地政学的不確実性や、エネルギー供給の混乱の可能性を指摘した。これらの要因がインド市場における短期的なボラティリティを高めている。さらにJPモルガンは、収益面でのリスクが高まっていると指摘しており、アナリストは2027年度の予想を下方修正している。MSCIインド指数の1株当たり利益成長率の予想も引き下げられており、企業業績に対する期待が抑制されていることを示唆している。