デザイナーのシシ・リーは、レイヤリングと繊細なテーラリングを強調したNells Nelsonの2026年秋のプレタポルテコレクションを披露した。ラインナップには、しなやかなカシミアスーツや、深いボルドー、キャラメル、ティールに近いネイビーの色合いを用いた新鮮なカッティングのアイテムが揃う。リーは、季節のトレンドにとらわれない、ワードローブの必須アイテムとして汎用性の高いデザインを重視している。
Nells Nelsonを手掛けるファッション業界のベテラン、シシ・リーは、今シーズンのショーのトレンドを反映させた2026年秋のプレタポルテコレクションを発表した。彼女は『Vogue』誌に対し、「私のすべての活動の根底にあるのは、レイヤリングという考え方です。特定のシーズンに向けたものではなく、ワードローブに必要とされるものを作りたいのです」と語った。彼女の作品は、素材の感触とシルエットの魅力が一致する繊細なテーラリングが特徴で、特に一度試着するとオーダーメイドを希望する顧客が多いという、しなやかなカシミアスーツに定評がある。コレクションでは、深いボルドー、キャラメル、ティールに近いネイビーといったよりリッチなパレットが導入され、足首より上でカットされたフルパンツのような実験的なカッティングも登場した。ダブルブレストのジャケットは、共布のスカーフと合わせることで、実用的なルックに粋な雰囲気を添えている。一方、スタンドカラーのラペルを備えた3つボタンのシングルブレストジャケットは、経糸と緯糸で異なる色を用いたウール素材の「ノン・ジーンズ」と組み合わせることで、イブニングウェアとしても理想的なスタイルに仕上がっている。注目すべきアイテムのひとつは、襟元にキルティング加工が施されたケープで、いざという時にはフードとしても機能する。これらの要素は、機能性と新鮮なスタイリングを融合させることで、忠実なファンだけでなく、新規の顧客層にもアピールすることを目指している。