ニューヨークのトンプキンス・スクエア・パークで今週、「Summer of Ludd(ラダイトの夏)」が開催され、数百人が集まった。このイベントは、巨大テック企業への依存を減らすことを目的とした講演やアクティビティを行うフェスティバルである。
この1週間にわたるイベントシリーズは、7月5日までニューヨークのイースト・ビレッジで開催されている。プログラムには、かつてのラダイト運動を題材にした演劇、オフラインでのデートや繕い物に関するワークショップ、データセンターへの対抗策を議論するセッションなどが含まれている。主催者は、すべてのイベント会場での携帯電話の使用、録音、撮影を禁止している。
このフェスティバルは、1月から匿名のグループによって企画された。同グループは「Gowanus」と名付けたパペットを広報担当として活用している。イベントの告知はポスターや印刷された冊子のみで行われた。7月4日にはビーチでのバーベキューが行われ、ニュースクール大学ではAIを軍事面で活用することについて検証する会議も開かれた。
参加者や登壇者たちは、ソーシャルメディアを制限し、代替となるコミュニティ空間を構築するための個人的な取り組みについて語った。ある元巨大テック企業の従業員は、AIコーディングツールによるセキュリティ上のリスクを指摘し、一方で他の参加者は、支配的なプラットフォームを使わずに社会とのつながりを維持することの難しさについて強調した。
アンドリュー・メイナード教授は、本来のラダイト運動は労働問題に焦点を当てていたと指摘する一方で、現在の運動はテクノロジーからの個人の自律性を高めるための動きであると捉えている。