元シカゴ市長のラーム・エマニュエル氏は今週テルアビブで演説を行い、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を痛烈に批判したほか、米国とイスラエルの関係においてより条件付きの関与を求める姿勢を示した。7月8日にテルアビブ大学で行われた同氏の発言は、従来の米国の政策アプローチから脱却する兆しを見せている。
エマニュエル氏は、米国によるイスラエル支援があまりにも長期間、無条件すぎたと指摘した。同氏は「ワシントンがエルサレムのためにできる最善のことは、意見が対立した際にも、条件や要求、結果を突きつけることなく、盲目的に黙って政府を支持することだという前提のもとで、長きにわたり対イスラエル政策が運用されてきた」と述べた。
同氏は米国の無償軍事援助を終了するよう促し、イスラエルが他の同盟国と同じ条件で兵器を購入することを提案した。さらに、暴力的な入植者、彼らを支持する当局者、そして不法入植地に資金提供を行う企業や銀行に対する制裁の必要性も訴えた。
この演説の中でエマニュエル氏は、「大イスラエル主義」の追求を「川から海まで(from the river to the sea)」というスローガンと同列に置き、どちらも狂信的であると断じた。民主党の大統領候補指名獲得を模索しているエマニュエル氏は、今回の訪問中にアイザック・ヘルツォグ大統領と会談したものの、他の政治家との面会は控えた。