東京の警視庁は、犯罪防止アプリ「Digi Police」に国際電話と詐欺に使われた番号からの着信をブロックする新機能を追加した。この機能は、詐欺被害の増加に対処するためのものだ。iPhoneユーザーには一部制限がある。
東京の警視庁(MPD)は2025年12月1日、犯罪防止アプリ「Digi Police」に新機能を追加した。この機能は、国際番号や詐欺に利用されたとされる番号からの着信を自動的にブロックするものだ。ユーザーが有効にすると、国際電話(+プレフィックス付き)とMPDが把握する詐欺番号が対象となる。
ただし、AppleのiPhoneユーザー向けには国際電話のブロックが利用できず、代わりに別の対策の設定画面が表示される。MPDによると、2022年には固定電話とIP電話が詐欺の主な手段だったが、国際電話の割合は2024年に約70%を占め、2025年上半期には80%近くに上昇した。
また、2023年には詐欺電話の約90%が固定電話向けだったが、2025年10月末までの10ヶ月間で携帯電話向けはほぼ50%に増加した。この背景には、ビデオ通話で偽の逮捕状や警察手帳を見せるなど、巧妙化する手口がある。
今年10月末時点で、東京の特殊詐欺被害総額は236億8400万円に達し、前年同期比で140億円以上増加した。MPDの担当者は「電話に出ないのが効果的な対策です。Digi Policeを詐欺防止に活用してほしい」と述べた。
この新機能は、詐欺被害の拡大を食い止める一助となる可能性があるが、ユーザーの積極的な利用が鍵となるだろう。