ベンチャーキャピタルのa16zは、予測市場を巡る州当局との対立において、米商品先物取引委員会(CFTC)を支持する18ページの意見書を提出した。同社は、KalshiやPolymarketのようなプラットフォームに対し、連邦法が州の規制に優先されると主張。州による取り締まりは、公平な市場アクセスを求めるCFTCの権限を損なうものだと訴えている。
a16zは木曜日、予測市場に関するCFTCの規則制定案の事前告知に対し、意見書を提出した。同社は、KalshiやPolymarketといったプラットフォームを標的とする、州による停止命令や刑事告訴などの措置に反対している。a16zは意見書の中で、「特定のイベントコントラクトをライセンス制にしたり禁止したりしようとする州で、ユーザーへの公平なアクセスを拒否せざるを得なくなれば、利用可能な流動性は大幅に制限されるだろう」と述べている。同社は、こうした措置は市場やサービスへの公平なアクセスを求める連邦規則と矛盾すると主張している。CFTCは最近、イリノイ、アリゾナ、コネチカット、ニューヨーク、ウィスコンシンの各州を相手取り、州当局がイベントコントラクトに関する連邦管轄権を侵害しているとして訴訟を起こした。各州の司法長官は、スポーツや政治イベントを対象としたコントラクトは無許可のギャンブルに当たると主張している。これに対しa16zは、数十年にわたる監視実績を持つCFTCこそが、商品法における「賭博」の定義を決定する権限を有していると反論している。管轄権の問題に加え、a16zは価格発見や集合知における予測市場の価値を強調した。また、ブロックチェーンベースのプラットフォームについては、オンチェーンでの監査が可能であり、監視を助けるとして支持を表明している。これらのプラットフォームの3月の月間取引高は257億ドルに達し、その80%以上が1万ドル未満の取引を行う個人投資家によるものだった。なお、Polymarketは、2022年の140万ドルの和解に基づく米国ユーザーへのサービス停止措置を解除するよう、CFTCと交渉を続けている。