アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が発表した第1四半期決算は好調で、調整後1株当たり利益(EPS)は2.11ドルとなり、市場予想を0.23ドル上回りました。市場の懸念の中で、同社は収益性と引受業務の回復力向上を示しました。株価は良好な業績にもかかわらず、過去1年間で約9%下落しています。
アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が2026年4月30日に発表した第1四半期決算によると、前年比で大幅な成長が見られました。調整後EPSは前年比80%増の2.11ドルとなり、アナリストの予想を上回りました。事故発生年コンバインド・レシオ(損害率と事業費率の合計)は86.6%に改善し、保険料率の伸び鈍化による利益率低下の懸念を払拭したほか、コスト効率の改善が収益を押し上げました。AIGは強固なバランスシートを維持しており、配当を11%増配して利回り2.7%としたほか、自社株買いを通じて発行済株式数を前年比で9.5%削減しました。同社の株価は予想株価収益率(PER)で10倍以下、株価純資産倍率(PBR)で1.1倍で取引されており、今後の予想EPSは8ドル近辺となっています。こうした業績にもかかわらず、AIGの株価は過去1年間で約9%下落しました。アナリストは同社の引受業務における回復力を評価し、株価が85ドルを超えると予想して「買い」の投資判断を維持しています。