アルバニアのエディ・ラマ首相は、7月11日にティラナでカニエ・ウェストのコンサートを開催すると発表した。反ユダヤ主義的な発言に対する反発からヨーロッパ各地で公演が相次いで中止される中での開催となる。アルバニア文化省は、観光業への経済効果を強調した。
アルバニアのエディ・ラマ首相は4月30日、自身のFacebookを通じて、イェ(旧名カニエ・ウェスト)が7月11日に首都ティラナで公演を行うことを認めた。この発表は、イギリス、フランス、スイス、ポーランドなど、この夏に予定されていたヨーロッパ・ツアーの日程が広範囲にわたって中止される中で行われた。同ラッパーは3月にアルバム『Bully』をリリースし、ワールド・ツアーを計画していたが、ロンドンのワイヤレス・フェスティバルへの出演が決定した後に大きな反発に直面した。イギリスのキア・スターマー首相がこの決定を批判したことを受け、スポンサーが撤退し、イギリス内務省がイェの入国を拒否する事態となった。最終的にワイヤレス・フェスティバルは2026年のイベント全日程の中止を決定した。他国での公演もこれに続いた。アルバニア文化省は、「観光や経済に多大な利益をもたらすこのようなイベントを歓迎し、円滑に開催することは、あらゆる側面において我々の義務である」と述べている。未確認の報道によれば、ティラナに仮設会場を設ける計画があるという。イェは最近、自身の過去の発言について改めて謝罪し、1月にウォール・ストリート・ジャーナル紙に掲載した「傷つけてしまった人々へ」という書簡の内容を更新する形で、批判に対して釈明した。