4月3日、カリフォルニア州イングルウッドのSoFiスタジアムにて、イェ(Ye)による2回目の完売公演が行われ、サプライズゲストとしてローリン・ヒルとトラヴィス・スコットが参加した。7万人収容の会場では、ニューアルバム『Bully』の楽曲と過去の代表曲を織り交ぜたパフォーマンスが披露された。ヒルは数曲で共演し、その後、息子のザイオン・マーリーとYG・マーリーをステージに呼び込んだ。
かつてカニエ・ウェストの名で活動した48歳のアーティスト、イェは、4月3日(金)に再びSoFiスタジアムのステージに立ち、2回目のカムバック公演を行った。パフォーマンスの中盤、スモークの中からローリン・ヒルが登場し、『MTV Unplugged No. 2.0』に収録された2002年の楽曲『Mystery of Iniquity』をサンプリングした『All Falls Down』をデュエットした。その後も2人は、ヒルの『Doo Wop (That Thing)』からイェの『Believe What I Say』へとつなげる構成を披露した。続いてヒルは、自身の息子であるザイオン・マーリーとYG・マーリーをステージに招き入れ、『Heartbeat』や『Crisis』、そしてYGと母であるヒルが共作した『Praise Jah in the Moonlight』を披露した。イェは昨年、自身のアルバム『Bully』をヒルの1998年の名盤『The Miseducation of Lauryn Hill』になぞらえ、2025年2月に出演したポッドキャスト番組『The Download』の中で、「これが、僕が記憶しているローリン・ヒルのアルバム、『Miseducation』の感覚に近い」と語っていた。公演の序盤には、マスクを着用し『Unsane』と書かれたシャツを着たトラヴィス・スコットが登場し、3月28日にリリースされた『Bully』のリードシングル『Father』や、自身のアルバム『Utopia』のヒット曲『Fein』を披露した。他にもゲストとして、『Bully』のタイトル曲でシーロー・グリーンが、イェの12歳の娘ノース・ウェストが『Bless Me』と『Piercing on My Hand』のラップで、そしてアンドレ・トラウトマンが『All the Love』で参加した。イェは今後、世界ツアーを予定しており、7月10日から12日にかけてロンドンで開催される「Wireless Festival」への出演も決定している。これは2014年以来の英国公演となる。また、その夏後半にはイタリアでのライブも予定されている。公演の最後は、2010年のアルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』に収録された『Runaway』で締めくくられた。