日本銀行の理事である上田純子氏は、円安の進行を受けて、12月19日の次回政策決定で利上げの可能性があると示唆した。3月に就任して以来の初の講演で、実質金利の低さを指摘し、正常化の必要性を強調した。しかし、この発言後も円は対ドルでさらに下落した。
日本銀行の理事、上田純子氏は11月20日、新潟県の地元ビジネスリーダー向けの講演で、利上げの可能性に言及した。これは、円が約10ヶ月ぶりの安値をつけた直後の発言だ。
「実質金利が現在、著しく低い水準にあることを考慮すると、日銀は金利の正常化を進める必要があると考える」と上田氏は述べた。このコメントは、円安に対するタカ派的なシグナルを送る意図があったとみられるが、市場の反応は逆で、円はドルに対してさらに下落した。投資家はより強い発言を求めていた可能性がある。
上田氏は3月に日銀理事に就任して以来の初の講演で、日本経済の文脈で政策正常化の重要性を強調した。日銀の次回政策決定は12月19日に行われる予定だ。この発言は、BOJの金融政策の方向性をめぐる市場の注目を高めている。