BTSは4月9日、ソウル近郊の高陽スタジアムで「Arirang World Tour」をスタートさせた。3日間連続の完売公演の初日となったこの日、降り続く雨の中、計23曲を披露した。会場には約4万人のファンが詰めかけ、ライブ配信ではさらに50万人が視聴。兵役による4年間の活動休止を経て、最新アルバム『Arirang』の楽曲とヒット曲を織り交ぜたステージに、ファンは最後まで熱狂した。
今回のコンサートは、BTSが兵役を終えてから初めて開催する大規模ツアーであり、25万人が動員された3月のソウルでの無料コンサートに続くものとなった。BBCが報じた豪雨にもかかわらず、ファンは朝6時30分から会場に集まった。ハイエナジーなメドレーや、伝統民謡「アリラン」の合唱などがハイライトとなった。オープニング曲「Hooligan」(エル・グインチョ、フェイクギド、ジャスパー・ハリス、Ghstloopプロデュース)では、ストリングスの音色と鋭いエフェクトで緊張感を高め、グループのボーカルとラップの掛け合いが際立っていた。
悪天候の中でも演出は精巧を極めた。アルバム『Wings』収録の「Not Today」のリミックスでは、レーザーと蛍光衣装のダンサーが登場し、最後には花火が打ち上がった。「Fire」でもパイロテクニックが活用され、「Mic Drop」のリミックスでは緻密な振付が披露された。メンバーは円形ステージを使い、「Run」で会場の全エリアと交流した。「Swim」の演奏中、Vが濡れたステージ上で平泳ぎの真似をすると、RMが自身の練習中の足首の怪我を引き合いに「気をつけて。僕みたいに怪我するかもしれないよ」とジョークを飛ばした。SUGAはこの会場を「ウォーターパーク」と表現。本編の最後、ジミンは雨に濡れた観客に向かってこう語った。「下着までびしょ濡れだけど、何よりもみんなに会えたことが一番大切です。4年間、会えなくて辛かったけれど、またこうして会えて光栄です。」
BTSは週末まで韓国での公演を行い、4月25日からは米フロリダ州タンパを皮切りに全米ツアーをスタートさせる。