中国広核集団(CGN)は月曜日、西蔵自治区当雄県にて、標高4,550メートルに位置する出力50MWのトラフ型太陽熱発電所の建設を開始したと発表した。ラサ近郊に建設されるこの施設は、400MWの太陽光発電システムと統合されており、2027年の全面稼働を目指している。新華社通信によると、電源の多様化に向けた取り組みの一環として、同日に掘削準備作業が始まった。
中国広核集団(CGN)は月曜日、中国南西部の西蔵自治区ラサ近郊の当雄県にて、標高4,550メートルに位置する出力50MWのトラフ型太陽熱発電所の建設を開始したと発表した。この施設は熱媒体油を使用した放物面トラフ技術を採用しており、68基の集熱ループにわたる242,000平方メートルの集光面積を誇る。CGNによると、そのうち8基のループには、商業用太陽熱発電プロジェクトとしては世界最大となる、中国独自開発の幅8.6メートルのトラフが採用されている。
この太陽熱発電所は、400MWの太陽光発電と統合されたプロジェクトの一部であり、太陽光発電設備の建設は昨年9月に開始されている。CGNのプレスリリースによると、夜間の発電や太陽光発電の出力抑制分を吸収して断続的な出力を補完するため、6時間の溶融塩エネルギー貯蔵システムを備えている。
寒冷で高標高、低酸素の地域に位置するため、建設作業は4月から10月に限定される。作業員の安全のため、暖房設備、酸素供給装置、高気圧酸素室などが設置された。2027年の稼働開始後、同プロジェクトは年間7億1,900万kWhの発電を行い、石炭換算で21万6,900トンの削減、CO2排出量で65万2,300トンの削減が見込まれている。
本プロジェクトはすでに2,000人以上の現地雇用を創出し、520万元(約75万3,600ドル)以上の地域経済収入をもたらした。西蔵自治区政府の活動報告によると、同自治区は豊富な太陽光、風力、水力資源を活用し、2026年までに設備容量を2,000万kWまで引き上げることを目指している。