ミシガン州民主党の一部関係者は、アブドゥル・エル=サイード氏が左派ストリーマーのハサン・パイカー氏とキャンペーンイベントで共演する決定を批判している。パイカー氏の過去の発言は激戦州において政治的に極めて有害だという主張だ。一方で民主党内には、2026年の中間選挙やその先を見据え、若年層の投票者層を開拓するためにネット上のクリエイターと連携すべきだとする声もある。
Politicoによると、ネット上で「HasanAbi」の名で知られる左派政治系ストリーマーのハサン・パイカー氏が、来月ミシガン州で行われる民主党連邦上院議員候補アブドゥル・エル=サイード氏のキャンペーンイベントに参加する予定だという。
この計画に対し、民主党予備選のライバル2名から批判の声が上がった。マロリー・マクモロー州上院議員はパイカー氏のスタイルを極右の扇動家になぞらえ、Politicoに対し「クリック数や閲覧数、フォロワーを稼ぐために非常に攻撃的な発言をしている」とし、「ニック・フエンテスのような人物と大差ない」と語った。
ヘイリー・スティーブンス下院議員も、パイカー氏と壇上を共にすることの政治的な妥当性に疑問を呈した。Jewish Insiderの取材に対し、Politicoの報道を引用する形で「そのような人物と選挙活動を行う者は、ミシガン州では勝利できないだろう」と述べた。
パイカー氏はTwitchやその他のプラットフォームで最も著名な政治系クリエイターの一人であり、視聴者の多くは若年層である。オンラインでの影響力拡大を目指す政治家や陣営から関心を集める一方で、過去の発言が扇動的だとして批判を浴びることもある。
この論争は、偏向的とされるネット上の著名人を支持基盤に引き入れることが、投票率の低い若年層の動員につながるのか、それとも2026年11月3日の中間選挙において議会の主導権争いが激化する中、激戦州の有権者を遠ざけるリスクになるのかという、民主党内のより広範な緊張関係を浮き彫りにしている。