日本の国会は月曜日、2025年度の18.3兆円の補正予算案の審議を開始した。首相の高市早苗氏の積極的な支出計画が財政悪化の懸念を強め、長期金利の上昇を招いている。政府は12月17日の会期末までに法案を可決し、生活費高騰対策と投資促進のための刺激策を資金化する方針だ。
国会は月曜日、下院で18.3兆円(約1180億ドル)の補正予算案の審議を開始した。この予算は、コロナ禍時の2022年度以来最大規模で、政府は11.7兆円を新規国債発行で賄う計画だ。高市首相の支出拡大が財政の悪化を招き、市場では国債売りが加速。10年物国債利回りは2007年6月以来の最高水準に達した。日本は先進国中最悪の財政状況で、債務はGDPの2倍超に上る。
財務大臣の片山さつき氏は下院本会議で演説し、消費が弱い状況で賃金上昇がインフレに追いついていないと指摘。「強い日本経済を取り戻すため、補正予算案を一刻も早く可決すべきだ」と与野党の協力を呼びかけた。経済パッケージは「物価高騰への緊急対応で生活水準を守り、日本経済の強靭性を回復する」ことを目指す。
高市首相は野党議員の規模に関する疑問に対し、「真に必要な対策のみを含み、戦略的な財政支出だ」と述べた。予算には電気・ガス料金補助や子育て世帯への現金給付が含まれる。また、半導体や造船業への投資を強化し、国家安全保障を重視。防衛費は2025年度にGDP比2%目標を前倒し達成する。
一方、立憲民主党や10月まで自民党との連立を組んでいた公明党は、低中所得者層への支援強化を求める支出配分の変更案を検討中だ。片山財務相は「日本経済を強く取り戻すため、補正予算を一刻も早く可決すべき」と強調した。