国際刑事裁判所(ICC)は5月8日、ドゥテルテ前大統領の弁護団からドブ・ジェイコブズ准弁護人の離脱を許可した。公判準備が進む中、主任弁護人のニコラス・カウフマン氏も離脱を要請している。
ハーグの第3公判廷はジェイコブズ氏の要請を承認し、主任弁護人や既存のチームが残留するため、ドゥテルテ氏の弁護活動に不利益は生じないと指摘した。フランス人弁護士であるジェイコブズ氏は、公判手続きに向けたドゥテルテ氏側の弁護団再編計画を理由に挙げている。
英国とイスラエルの国籍を持つカウフマン氏は、2026年3月31日に自身の契約が終了したことを受け、5月8日に辞任を申し出た。同氏は5月7日の面会時に、ドゥテルテ氏が新たな弁護人を雇用する意向を示したと裁判所に伝えている。ICCでの経験が豊富で即戦力となる後任の弁護人が、5月27日のステータス・カンファレンスから担当を引き継ぐ予定である。
ドゥテルテ氏は、自身の政権下で行われた麻薬撲滅運動に関連し、人道に対する罪で3つの訴因に直面している。次回のステータス・カンファレンスは公判段階の手続き開始を意味するものであり、関係当事者は証拠書類を提出することになる。