国際刑事裁判所(ICC)は、人道に対する罪で起訴されたロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の弁護団に対し、裁判の準備に向けた十分な時間を確保する方針を改めて示した。同裁判所の広報担当者は、公平かつ公正な手続きを徹底する姿勢を強調しており、5月27日に初回の進行会議が予定されている。
The STARのインタビューに応じたICCのオリアン・マイエ広報官は、ドゥテルテ前大統領に対する裁判について、公平、公正、かつ独立した形で実施されることを国民に保証した。
マイエ氏は「ICCの裁判は複雑であり、提示すべき証拠が膨大であることや、手続き中に直面しうる課題があるため、国内の裁判よりも時間がかかる可能性がある」と述べた。
さらに同氏は「しかし我々は、弁護側が準備のために十分な時間を確保でき、被害者の権利が尊重されるような、公平かつ独立した公正な裁判の実施に全力を尽くしている」と付け加えた。
4月23日、ICCの第1予審裁判部はドゥテルテ氏に対する人道に対する罪のすべての訴追を認め、正式な裁判への道が開かれた。この決定を受けて構成された第3裁判部は、5月27日に初回の進行会議を開催する予定である。マイエ氏によれば、裁判開始のスケジュールは当事者からの提出資料に基づいて裁判官が決定するという。
ドゥテルテ氏の裁判は公開で行われ、手続きの様子は遅延を伴いつつもオンラインで配信される予定である。マイエ氏は「裁判官は、証人や被害者の保護が必要な場合、特定の審理を非公開とすることを決定する可能性がある」と説明した。