2026年のPGAツアー序盤の大会のテレビ視聴率が大幅に上昇し、アメリカン・エキスプレスとファーマーズ保険オープンで前年を大きく上回る視聴者数を記録した。スコッティ・シェフラーの勝利とジャスティン・ローズの勝利が後押しし、スケジュール変更と新たな視聴率算出方法も寄与。一大会が低調だったものの、全体の数字はゴルフ放送の好調を示唆している。
2026年のPGAツアーシーズンは印象的なテレビ視聴率で幕を開け、特にアメリカン・エキスプレスとファーマーズ保険オープンが顕著だった。カリフォルニア州ラ・キンタで開催され、年間初戦でスコッティ・シェフラーが優勝したアメリカン・エキスプレスは、ゴルフチャンネルで週末平均51万5千人の視聴者を記録。これは2025年比125%以上の増加で、土曜日の3ラウンドはNFLカンファレンス選手権の影響を受けず281%増となった。サンディエゴのトーリーパインズで行われたファーマーズ保険オープンはさらに強い数字を叩き出した。ジャスティン・ローズが圧勝し、CBSで平均290万人の視聴者を獲得 – 6年ぶりの最高成績で、前年の最終ラウンド比ほぼ70%増。ブルックス・ケプカのPGAツアー復帰が注目を集め、ゴルフチャンネルでの木曜・金曜ラウンドがそれぞれ87%、115%増、ESPNが早朝カバレッジを担当した。この上昇には複数の要因がある。スケジュールが鍵で、ファーマーズは平日実験後の伝統的な木曜~日曜枠に戻り、フットボールとの重複を避け週末の独占スポットを確保。ニールセンの測定が「ビッグデータ+パネル」システムに移行し、在宅外やスマートTV視聴をより正確に捉え、スポーツ全体で約10%の視聴率水準引き上げをもたらした。ゴルフは富裕層・高齢層視聴者が多いため恩恵が大きい可能性がある。2025年のPGAチャンピオンシップと全英オープン制覇でスター性を高めたシェフラーの人気が、接戦でないアメックスの決着でも視聴者を引きつけた。ケプカの序盤の話題性は週末に波及したと思われる。カレンダーの一貫性向上 – 大会数削減、西海岸スイングの圧縮、ケプカの即時復帰を許すルール抜け穴 – がフィールドの質と大会魅力を高めた。ただし、ソニーオープンの最終ラウンドは10万6千人と2025年の3分の1に落ち込み、序盤の楽観を和らげている。