2023年に流出した「Grand Theft Auto V」のソースコードを分析していたファンが、Rockstar Gamesが開発を中止したスパイゲーム「Agent」の主人公の初期モデルを発見した。GTA Forumsで共有されたこの発見によると、モデルは「Jimmy」というコードネームのフォルダー内にあり、2009年まで遡るものだという。これにより、長年謎に包まれていた同プロジェクトに新たな光が当たることになった。
GTA ForumsのユーザーXanaBax氏が、BenTech氏によるTwitterへの投稿を経て、2023年に流出した「GTA V」のソースコードに含まれるキャラクターモデルを調査した。そのうち3つのモデルは「GTA V」のアセットであることが確認されたが、4つ目の迷彩服を着た男性モデルは一致しなかった。調査を進めると、このモデルは「Agent」のコードネームと見られる「Jimmy」というフォルダー内の「Player」階層に存在し、ファイル名にRockstar Northスタジオに関連する「NorthRig」が含まれていることが判明した。このモデルは2009年に作られたもので、「Grand Theft Auto IV」のニコ・ベリックを彷彿とさせ、10年以上前に流出したスクリーンショットとも一致している。このモデルは「GTA V」や「GTA Online」には一切登場していない。今回の発見により、「Agent」への関心が再燃している。本作は2007年のE3で、SonyとRockstarによるPS3専用タイトルとして初めて予告された。2009年のソニーのE3プレスカンファレンスでサム・ハウザー氏が発表し、「Rockstarがずっと作りたかったゲーム」として2010年の発売を目指すと語っていた。2011年には元Rockstar Northのアーティストによるリーク情報も浮上したが、開発は停滞した。2023年に元開発者が明かしたところによれば、同時期にリソースが「GTA V」へシフトしたことで開発は立ち消えとなり、2018年にはTake-Twoが商標権を放棄したことで実質的に中止となった。2021年には公式サイトも閉鎖され、「Agent」はRockstarの歴史の中でも長年の謎の一つとして残ることになった。