日本と太平洋諸島国の防衛相らが日曜から始まった日本太平洋諸島防衛対話で、地域の安定確保と「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向け、防衛協力を強化する方法を探る。三日間の会合では、海上安全保障や気候変動、人道的支援・災害救援などの議題が議論される。
日本太平洋諸島防衛対話は、2026年2月22日に開始され、太平洋諸島国の防衛相と代表らが参加する三日間の会合だ。参加国は過去最多を記録し、海上安全保障に関する会合のほか、気候変動や人道的支援・災害救援についてのセッションが予定されている。多くの島嶼国が海面上昇を引き起こす地球温暖化を強く懸念しているためだ。
南シナ海に面するASEAN加盟7カ国、すなわちフィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、タイ、ブルネイが参加する。日本政府は、首相の酒井真菜内閣が推進する「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンを広め、島嶼国と東南アジア諸国との関係を促進することを目指す。米国、英国、オーストラリアもパートナー国として参加する。
太平洋諸島国は、南太平洋に位置し、オーストラリアが鉱物資源や食料を供給する日本や米国とつながる戦略的海路を有する。広大な排他的経済水域を持ち、マグロやカツオなどの海洋資源が豊富だ。伝統的にオーストラリアやニュージーランドと関係を築いてきたが、近年中国がインフラ開発のための巨額融資などで影響力を強め、地政学的競争が激化している。中国は、米国の防衛圏外の「第二列島線」—日本の伊豆諸島からグアム、パプアニューギニアに至る海域—で軍事作戦を可能にする基地を構築しようとしている。2022年に中国とソロモン諸島は、安全保障協定を締結し、中国軍の派遣を可能とする内容だと報じられている。
日本政府は米国やオーストラリアと連携し、島嶼国とのつながりを強化する。公式安全保障支援プログラムを推進し、今財政年度にトンガとパプアニューギニアと合意に達した。日本はトンガ軍に無人航空機を、パプアニューギニア軍に重機を提供する。また、フィジーに自衛隊員を派遣し、災害救援と衛生分野の能力構築を支援している。