日本女子代表の初の外国人監督ニルス・ニールセン氏が、AFC女子アジアカップ優勝直後に退任した。日本サッカー協会(JFA)は契約更新を見送り、コミュニケーション問題と指導スタイルの緩さが理由だと指摘した。次期監督は日本人となる見込みだ。
グリーンランド出身のニールセン氏は2024年12月に就任し、3月21日のシドニーでの決勝でオーストラリアを1-0で破り、日本に4大会ぶり3度目のアジア杯タイトルをもたらした。就任以来の戦績は12勝4分4敗で、大会では29得点1失点の圧倒的な成績を収めた。
しかし、2週間足らずでJFAは契約満了を理由に更新せず、解任を発表した。女子代表監督の佐々木則夫氏は「少し緩すぎる、少し柔らかすぎる」と指導を批判し、選手とのコミュニケーションに問題があったと述べた。16人のアジア杯メンバー在籍のイングランド勢にもかかわらず、日本語アシスタントの加納三久氏がトレーニングで責任を増やしていた。
加納氏が今月予定の米国との親善試合3試合を暫定監督として指揮。佐々木氏は来年のブラジル大会で優勝するにはニールセン氏では無理だと主張した。ジャーナリストの石井和宏氏は突然の決定に「衝撃を受けた」と語り、佐々木氏の影響力が大きいと指摘した。
一方、ニールセン氏は選手との良好な関係を強調し、「日本チームは魅力的なチームだ」と語っていた。過去にマンチェスター・シティの女子部門テクニカルディレクターを務めた経験を持つ同氏は、外国監督特有の文化摩擦が背景にあるとの見方が強い。