3月23日に行われた2026年マイアミ・オープン男子シングルス3回戦で、セバスチャン・コルダが6-3, 7-5, 6-4でカルロス・アルカラスを下した。これにより、全豪オープンでの自身7度目のグランドスラム制覇やカタール・オープン優勝を含む、アルカラスの連勝記録は16でストップした。アルカラスにとっては、インディアンウェルズでの準決勝でダニール・メドベージェフにストレート負けを喫して以来、2大会連続の早期敗退となった。
世界ランキング36位で第32シードのセバスチャン・コルダは、2時間18分の試合で12本のサービスエースと38本のウィナーを決め、キャリア初となる世界ランク1位選手からの勝利を収めた。第1セットを6-3で圧倒したコルダは、第2セットの第10ゲームでマッチポイントを迎えたが、アルカラスの粘りに屈し、勝負はファイナルセットへともつれ込んだ。コルダは第3セットの第7ゲームでブレークに成功し、最後はアルカラスのリターンミスによりマッチポイントをものにした。
試合中、アルカラスは苛立ちを隠せない様子で、チームに向かって「家に帰るよ……精一杯やって6-3, 6-4か、6-3, 7-5だよ……これ以上は無理だ!」と漏らす場面があった。コーチのサミュエル・ロペスは「勝負を挑め!」「集中を切らすな、頑張れ!」と鼓舞していた。
試合後、アルカラスは「対戦相手はプレッシャーを感じることなく、自分に対してレベルを上げてくる。まるで全員がロジャー・フェデラーと戦っているような気分だ」と語り、少し苛立ちを見せつつも、改善を誓った。これに対し、フランスのアルチュール・リンデルクネシュは『レキップ』紙で「彼が戦う相手が常にフェデラーのようにプレーしているとは思わない。もし彼らが本当にフェデラーのようにプレーしていたら、アルカラスはもっと苦戦しているはずだ」と反論。一方でトニ・ナダルは、アルカラスが標的にされているのではなく、格上の相手に対して選手たちがより速いテンポでプレーしているだけだと分析した。
自身のキャリア最高の一戦と語ったコルダは、次戦でマルティン・ランダルセと対戦する。2022年に18歳でマイアミ・マスターズを制し、昨年は初戦でダビド・ゴファンに敗れたアルカラスは、クレーコートシーズンに向けて自宅で静養する予定だ。