マラカニアン(フィリピン大統領府)は、フィッチ・レーティングスによるフィリピンの格付け見通しの「ネガティブ」への変更について、差し迫った格下げを示すものではないとの見解を示した。同機関はフィリピンの投資適格格付け「BBB」を据え置いた。また、外部環境の課題に対する政府の先制的な対応を評価している。
フィリピン、マニラ — フィッチ・レーティングスはフィリピンの投資適格格付け「BBB」を据え置いたものの、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。
マラカニアンは、この動きは差し迫った格下げを示すものではないと述べた。フィッチ自身も、エネルギーショックをはじめとする外部環境の課題に対する政府の断固とした対応に言及しているからである。大統領広報室のクレア・カストロ次官は記者会見で、「フィッチ自体が、見通しがネガティブであることは直ちに格下げを意味するものではないと指摘している」とフィリピン語で語った。
財務省は、政策ツールキットの拡充や燃料節約戦略といった措置が機敏な経済運営を示しており、市場の信頼を強めていると強調した。フィリピンは、多様な投資家層とフィリピン共和国債への需要に支えられ、国際資本市場への強固なアクセスを維持している。
フィリピン中央銀行のイーライ・レモロナ総裁は「経済は力強い成長を維持しており、銀行部門も健全であるため、良好な状況にある」と述べた。なお、見通しの「ネガティブ」への引き下げは、国の信用プロファイルに対する新たなリスクに対処する必要性を強調するものとなっている。