テニスのウクライナ代表マルタ・コスチューク選手が、母国で紛争が続く中でのキャリア継続の難しさを語った。世界ランキング12位の同選手は、ウィンブルドン選手権への復帰を前にコメントした。なお、同選手は先日、負傷のため別の大会を棄権している。
コスチューク選手は、右足首の負傷により、HSBC選手権のミカ・ストイサヴリェヴィッチ選手とのラウンド32戦を棄権した。全仏オープンでベスト4入りを果たした23歳の同選手は、現在、オールイングランド・クラブでの芝コートシーズンに向けて調整を行っている。
「Clay Tennis」の取材に対し、コスチューク選手は、自身の環境が変化しても責任は消えることはないと語った。「自国で戦争を経験したことがない人には、それがどのようなものか完全に理解することはできないでしょう」と彼女は付け加えた。また、この状況が「決して正常ではなく、二度と起こってはならない」という認識を広めるための取り組みについても語った。
コスチューク選手は、全仏オープンの試合の数時間前に、キエフにある両親の家の近くでミサイル攻撃があったとの知らせを受けた時のことを振り返った。彼女は試合に出場したものの、後に涙を流す姿が見られた。彼女は、プロとしての責務と母国ウクライナへの支援の間でバランスを保とうと努めている。