23日の東京株式市場で、日経平均株価は一時過去最高値の60,013.98円を記録したが、利益確定売りに押されて0.75%安の59,140.23円で引けた。東証プライム市場のほとんどの銘柄が下落する中、中東情勢の不透明感が投資家の慎重姿勢を強めた。米トランプ大統領のイランとの停戦延長発表が早期上昇を後押ししたものの、イラン側は合意を否定した。
東京株式市場で、日経平均株価は23日朝方に60,013.98円の過去最高値を更新した。ロイターによると、早期の上昇はトランプ大統領がイランとの停戦を延長すると発表したニュースに支えられたものだ。しかし、終値は59,140.23円(前日比445.61円安)と反落した。より広いTopix指数も0.76%安の3,716.38で引けた。
背景には、中東戦争の先行き不透明感がある。トランプ大統領は火曜日に停戦延長を一方的に発表したが、イラン当局は合意を認めず、米海軍の海上封鎖を戦争行為と非難した。原油価格はホルムズ海峡の不開通を背景に上昇を続けている。
住友三井トラスト・アセットマネジメントの上野浩之首席ストラテジストは「中東戦争を巡る不確実性は残る。ホルムズ海峡は完全に開かず、原油価格も高い。戦争終結への楽観で株を買ってきたが、さらに上昇するにはポジティブな材料が必要だ」と指摘した。住友三井DSアセットマネジメントの市川雅浩首席市場ストラテジストも米株先物の下落を利益確定の要因に挙げた。
上昇はAI関連株中心で、ソフトバンクグループが3.86%高となった一方、Advantestや東京エレクトロンは小幅安で引けた。日経平均とTopixのNT比率は過去最高の15.91に達し、市場の狭い範囲での上昇を示した。東証プライム市場の1,600銘柄中、21%高、75%安、2%変わらずだった。