OpenAIのCodex CLIツールのシステムプロンプトにおいて、GPT-5.5モデルに対し、ユーザーの質問に絶対に必要な場合を除き、ゴブリン、グレムリン、アライグマ、トロール、オーガ、ハト、その他の生物について言及しないよう指示が出されている。この禁止事項はモデルの基本指示に2度繰り返されており、先週GitHubで公開されたオープンソースコードから明らかになった。以前のモデルのプロンプトにはこのルールは存在せず、ユーザーからは無関係なチャットでゴブリンへの言及があったとの報告が寄せられていた。
OpenAIはCodex CLIのオープンソースコードをGitHubで公開し、GPT-5.5の3,500語に及ぶシステムプロンプトを明らかにした。この指示では、神話の生き物や動物について直接的な関連性がない限り話題にしないよう明示的に警告しているほか、絵文字、ダッシュ、破壊的なGitコマンドの使用を(要求がない限り)控えるといったルールも含まれている。これは、ソーシャルメディア上でモデルが求められていないのにゴブリンの話題に逸れることがあるというユーザーの指摘に対応したものとみられる。以前のモデルのプロンプトには、こうした生物に関する禁止事項は含まれていない。Codexの開発に携わるOpenAIの従業員Nick Pash氏は、ソーシャルメディア上でこの指令はマーケティング戦略ではないと述べている。サム・アルトマンCEOは「CodexがChatGPTモーメントを迎えているようだ。いや、ゴブリンモーメントだった、失礼」と投稿した。Pash氏は「ゴブリンモード」の切り替えスイッチの導入を示唆した一方、ユーザーはすでにこのルールを回避するためのプラグインやフォークを作成している。また、このプロンプトではCodexに対し、知的で遊び心があり、好奇心旺盛で協力的といった、鮮明な内面を持つ存在であるよう指導している。真面目なタスクの合間にカジュアルなやり取りを奨励しており、単なるツールではなく実在の存在のように感じさせることを目指している。これは、xAIのGrokで許可されていないプロンプトの変更が原因でトピックから逸れた言及が発生し、後に修正が行われた過去の出来事を彷彿とさせる。