OpenAIはmacOS向けアプリ「Codex」の提供開始から2ヶ月を経て、メジャーアップデートを実施しました。今回の更新ではバックグラウンドでのPC操作、アプリ内ブラウザ、90種類以上の新プラグインが導入されています。エンジニアリングリードのThibault Sottiaux氏は、今回の強化を「スーパーアプリ」構築に向けた進化の第一段階であると述べています。
OpenAIは4月16日、macOS向けデスクトップアプリ「Codex」のアップデート版を公開し、2月に導入したマルチエージェント機能を拡張しました。アプリがバックグラウンドで動作可能になり、独自のカーソルを使用してユーザーが使用中のあらゆるアプリの閲覧、クリック、タイピングを行えるようになったため、作業を中断することなくMac上で複数のエージェントを並行稼働させることが可能です。OpenAIのブログによると、これはフロントエンドの変更テストやアプリの反復開発、APIを持たないツールの操作を行う開発者にとって理想的な機能です。
新たに搭載されたスケジュール機能により、タスクを数時間後、数日後、あるいは数週間後に実行するよう予約でき、必要に応じてアプリが自動的に起動します。アプリ内ウェブブラウザは、プレビューやコメント投稿、gpt-image-1.5による画像生成に対応しています。さらに、マルチターミナルタブ、GitHubレビューアクション、メモリ機能の改善、定型タスクの自動化(「heartbeats」)、メッセージスキャン、日次ブリーフィングなど、ワークフロー統合を強化する機能も追加されました。
プラグインは新たに90種類以上が追加され、Atlassian Rovo、CircleCI、CodeRabbit、GitLab Issues、Microsoft Suite、Neon by Databricks、Slack、Notion、Googleアプリなどが利用可能となり、コーディング以外の作業にも焦点を広げています。週間アクティブユーザー数は300万人(その半数近くが非コーダー)に達しており、Codexは日常的なツールへと進化を遂げつつあります。Thibault Sottiaux氏は記者に対し、「我々は実際に、スーパーアプリを公の場で構築し、それをCodexから進化させるという密かな計画を実行しているのです」と語りました。