Appleは、未審査のコードを実行することを禁じるApp Storeガイドラインを適用し、ここ数週間で「バイブ・コーディング」アプリ1本の削除と、2本のアップデート停止を実施した。影響を受けたのは、最近削除された「Anything」や、3月に同様の問題に直面した「Replit」および「Vibecode」である。Appleは、この規約はユーザーのプライバシーとセキュリティを保護するためのものだと説明している。
「バイブ・コーディング」アプリは、ユーザーが技術的な専門知識を必要とせず、Claude、Gemini、ChatGPTといった大規模言語モデルとの対話を通じてウェブサイトやアプリを作成できるようにするものだ。こうしたモバイルアプリの人気は急上昇しているが、Appleのガイドライン2.5.2では、アプリは自己完結型である必要があり、アプリの機能や挙動を変更するコードのダウンロードや実行を禁じている。Appleの規約によると、教育用アプリについては例外として、教育目的のみであればユーザーがソースコードを閲覧・編集することが認められている。CNETは、この問題が同ガイドラインに起因することを確認した。この件は、「Anything」の削除と「Replit」および「Vibecode」の3月のアップデート停止に関連して、The Informationが最初に報じたものだ。Appleはこれらのアプリに対し、規約を遵守するための変更を求めた。Vibecodeは3月18日に説明文を更新し、キャッチフレーズを「モバイルアプリの作成」から「AIによるウェブサイト構築」に変更し、学習に重点を置く姿勢を強調した。さらに、Apple Developer Programライセンス条項のセクション3.3.1(B)では、ダウンロードされたインタープリタ型コードが、アプリが掲げる本来の目的を変更してはならないと定めている。今回の執行は、アプリが本来の機能を維持しつつ、プラットフォームの安全基準を遵守させることを目的としている。