日本のアプリ開発者グループが、アップルとグーグルが外部決済に対する新たな手数料を導入したことを非難し、新法に違反すると主張した。モバイルコンテンツフォーラムは公正取引委員会に調査を要請。開発者らは、この措置が代替決済の実用性を損なうと指摘している。
モバイルコンテンツフォーラムは、約70社からなる業界団体で、1月30日に声明を発表した。この声明では、アップルとグーグルが導入した外部アプリ外決済に対する手数料を「不当で外部サイトの利用を妨げる」と批判。アップルの手数料は最大15%、グーグルは最大20%に上るという。
昨年12月に完全施行されたモバイルソフトウェア競争法は、アプリ企業がユーザーを外部サイトへ誘導し、安価な決済を可能にすることを義務づけている。しかし、両社はこれに対抗して新たな手数料を課し、アプリ企業に消費者行動の追跡と報告を強要していると、団体は指摘。「利益を優先し、消費者のプライバシーを侵害している」と非難した。
団体によると、この措置によりアプリ企業の負担は十分に軽減されておらず、外部決済が現実的な選択肢になっていない。新法によりアプリ価格の低下が期待されていたが、その効果が限定的になる懸念が高まっている。
公正取引委員会は法違反の可能性を調査する義務がある。同委員会の担当者は「関係者からさまざまな意見を聞き、今後の対応を議論したい」と述べた。